現地情報

入国に関する注意事項

1.査証
  日本に所在するコンゴ民主共和国大使館で取得可能です。入国査証は、申請者の居住国で取得しなければなりません。日本以外の第三国でコンゴ民主共和国の査証を申請する場合、当該国の居住証明書が必要とされます。居住国以外で取得したコンゴ民主共和国の入国査証は、入国時に無効と判断される場合がありますので、ご注意下さい。ただし、居住国にコンゴ民主共和国の大使館が無い場合、コンゴ民主共和国大使館を有する隣接国での取得が認められていますが、事前に当該大使館にご確認下さい。

2.イエローカード
  査証取得のためにはイエローカード(黄熱病予防接種証明書)が必要です。また、入国に際してもイエローカードが必要で、もし所持していない場合は、強制的に接種される上、接種代金及び反則金を徴収されます。

3.外貨持込・持出
  入国時に外貨を申告する必要はないものの、1万米ドル相当以上の外貨持ち込みは禁止されています。出国時にはコンゴ・フランの持ち出しは禁止されているほか、1万米ドル相当以上の外貨現金の持ち出しも禁止されていますのでご注意ください。

4.入国手続き
  入国カードを記入して旅券とともに審査官に渡し、旅券の返却を受けるという一般的なものですが、入国時審査後、旅券を受け取った時点でスタンプの押し忘れがないか確認しておくことが大切です

首都キンシャサ情報

1.はじめに
(1)キンシャサとは、現地語の「キンサーサ」(集散地または市場の意)がなまったものと言われています。キンシャサ市は北東から南西にかけて流れる雄大なコンゴ川左岸に位置し、人口は、84年以降人口調査が行われていないものの、推定で約1000万人以上とも700万人とも言われています。日本人は約60人程度(大使館員含む)です。
(2)年間平均気温は、24.5℃、大体10月から翌5月頃までが雨期で、好天の時は暑さが大変厳しく多湿で、1~2日に1度くらいの割合で、集中的かつ一時的な大雨が降ります。6月から9月までが乾期で、雨はほとんど降りませんが、曇天の日が多く、そのため気温は余りあがりません。また、湿度も一般に低く(65~70%)、比較的過ごしやすい気候が続きます。
(3)キンシャサ市は東西6kmにわたる「6月30日通り」を中心として、官庁、商店、高級住宅等が建ち並び、ゴンベ地区には外国人も多く住んでいます。コンゴ人の多くは、市内南部の広大な地域(通称「シテ」)に住んでいます。

2.注意事項
(1)写真撮影は、軍事施設、空港、大統領府等の地域、建物が撮影禁止の対象と言われていますが、それ以外のところでも、当局から特別な許可をもらっていない場合は、フィルムやカメラの没収さらには逮捕されることもありますので原則として写真撮影は行わない方が無難です。
(2)当地もマラリア汚染地域になっていますので、当地滞在中もしくは帰国後に風邪のような症状がでたらマラリアの可能性、もありますので、病院で当国に渡航した旨を伝えてください。また、生水は飲まない方が無難です。病院はいくつかありますが、設備は決して十分とは言えないので、重病の場合は、ヨーロッパなどに搬送されて治療を行うことになります。
(3)不急不要な夜間外出等はできる限り慎み、お金や貴重品の管理には細心の注意を払うことが望まれます。
(4)出入国の際、イエローカード(黄熱病)を携行する必要があります。
(5)電気は、220v、50Hzで、コンセントの形状はフランスで使用されているものと同じです。電圧変動が激しい時があるので使用しない電気機器の電源はこまめに切っておくことをお勧めします。
(6)一部のホテル、スーパーにおいては、クレジットカードを使用することができますが、その他の場所では米ドルもしくはコンゴ・フランの現金のみしか使用できません。また、米ドルであっても、受け取ってくれない店も多く、特に旧紙幣は使えないことが多いようです。また、破損している米ドル紙幣は受け取ってくれない店がほとんどですので、米ドルでおつりを貰った際は、破損していないかどうか確認することが必要です。
(7)現金外貨持ち込み・持ち出しは1人あたり1万米ドル相当の外貨までで、現地貨の国外持ち出しは禁止です。
(8)大統領の車列などが通過するときは、白バイなどが制止命令を出しますので素直に従い、車を道路の脇に止め、エンジンを切ると同時に携帯電話や無線機の使用は止めて下さい。また、国旗の掲揚の際など全ての車や歩行者が制止するので現地の習慣に従いましょう。
(9)夜間外出するときや市内中心部に出入りするときなど身分証明書の提示を求められることがありますので必ず身分証明書を携帯して下さい。
(10)航空会社や行き先によっては航空券のリコンファームが必要ですので、当地に到着後念のため航空会社に照会することをお勧めします。

3.一般事情
(1)市内交通機関
短期旅行者や出張者にとって、バスやタクシーを利用することは非常に困難な状況です。
(イ)バス:日本のような路線バスはほとんど運行されていません。
(ロ)タクシー:市内には乗り合いタクシーのようなものが走っていますが、整備不良車が多く、行き先や料金体系が日頃タクシーを利用していない外国人には明確でない上、雨期の通勤時などはこれらタクシーをつかまえることが非常に困難な状況です。また、日本のように「タクシー」と明記しているタクシーはなく料金メーターもありません。
(ハ)レンタカー:運転手付きでレンタカーを借りることが可能です。1日90米ドル(ガソリン代は別)の小型車から、1日230米ドル(同)の4輪駆動車まで各種選択肢があります(各社により料金プランは異なります)。ただし、一般的にキンシャサ市内のみでの利用が条件となります。
(a)AVIS RENT A CAR (TEL: 0990909900, 0817007511~2)
(b)ATLAS RENT A CAR(GRAND HOTEL KINSHASA1階/TEL:0999936321)
(c)AUTOCENTER(TEL:0998302900)
(2)通信
(イ)電話:市内には郵便局に公衆電話があるほか、民間による「公衆電話」があります。料金は、多少のばらつきがあるようですが、1分間あたり市内通話で120フラン・コンゴ(FC)、国際電話で300~350FCです。
(ロ)インターネット:近年は通信速度が改善され、3G回線のサービスが普及しています。ホテルではWi-Fiを利用することが可能な上、ポケットWi-Fi等のモデムを購入し、携帯電話会社各社のSIMカードを挿入することで、外出先においてもインターネットを利用することが出来ます。一方、建物の密集地や一部屋内では通信状態が不安定になることがあります。また、各社インターネット料金は予告なく改定されることがしばしばありますので、各社販売店での十分な確認が必要です。
(ハ)郵便:郵便局の利用はお勧めできません。民間でのDHLが主流です。日本との郵便については、早くて、航空便で約7日、船便で2カ月かかりますが、かなり遅れたり、届かなかったりする場合がありますので、特に小包等の重要なものは託送するか、ヨーロッパで投函する方がよいでしょう。また、当国では、一般に、個別配達は行われておらず私書箱制となっています。

治安・防犯情報

1.最近の犯罪発生状況
  当国では、銃器を所持した武装集団による殺人、強盗などの凶悪な犯罪が発生しているほか、キンシャサ市内では日中に携帯電話を狙ったスリや、人が多数集まる場所でのスリ、ひったくりが多発しています。       
  入国時において、キンシャサ国際空港の入国審査官が「入国するには○○ドル支払わなければならない。」と言って、根拠のない金銭を要求する事案も頻発しています。                 

                          

2.防犯の基本的心構え
(1)日夜を問わず、不必要な外出は避ける。
(2)深夜(0時以降)は絶対に外出しない。
(3)外出時は周囲への注意を怠らない。
(4)軍キャンプや検問所等には近づかない。
(5)人前で必要以上に現金や財布を見せない。
(6)必要時以外に貴金属を身につけたり高級バッグを持ち歩かない。
(7)現地人に不快感を与えるようなだらしない服装をしない。
(8)万が一強盗等の被害に遭った場合は抵抗しない。
(9)デモ等の現地人が集団化している場所には近づかない。

 

3. 防犯のための具体的注意事項

(1)住居
  住居の安全性を高めるポイントを幾つか挙げますので参考にして下さい。


○侵入防止対策
 人が容易に敷地内に侵入できない物理的、心理的工夫をする必要があります。一戸建て住居の場合、出来るだけ塀等を高く(障害物を入れて概ね2.5m以上)し、鉄条網を張り巡したり、照明設備を整えるなど設備面の充実が重要です。また、敷地内に番犬を放し飼いにするなどは、犯人に対する心理的抑制効果があると思われます。特に、日頃から住居の周囲に侵入手段の足場となる樹木等がないか点検し、それを除去しておくことが重要です。
 また、集合住宅の場合は、直接人と面接しなくて済むように、カメラ付インターホンを設置したり、玄関扉を堅牢な物にする等の配慮が必要です。最近では、警備会社による各種防犯機器を設置した機械警備システムを導入されている施設も増えてきています。


○警備保障会社の利用
 警備保障会社と契約することも、防犯対策の1つの方法です。当国では警察が十分に機能していない状況にありますので利用する価値は高いと思われます。

○ドア及び施錠関係
 ドアは出来るだけ堅牢な物で二重ロックとし、相手が誰かを確認できるようにドアスコープを付ける必要があります。また、外出時、就寝時等には必ずドアや窓等の施錠も確認して下さい。

○アパート選びのポイント
 まず、道路と敷地内は開閉式の門で仕切られており、24時間体制で警備員による警備が行われているアパートを選ぶことが賢明です。次に、ほかの住人は先進国の外国人であることが好ましく、3階以上に居住することをお勧めします。これはマラリア蚊対策にもなります。さらに、火事等の緊急避難時に使用できる階段の有無を確認し、電気、水道等の各種トラブルに適切に対応できるかどうかを前もって確認しておく必要があるます。

○現金、貴重品等の保管
 万が一侵入等被害に遭った場合に備えて現金、貴重品等は、出来る限り分散保管しましょう。

○居住態度
 当地の気候を満喫し開放的な雰囲気で生活することは非常に気持ちよいことですが、現在の当国事情を鑑みると、必ずしも生活態度として好ましいとは言い難いものがあります。住居の中を外部から見える状況にしておきますと、家の中の家具調度品等の設置状況だけでなく、家族構成や貴重品等を保管する状況をも窺われる恐れもありますので、常時周囲の状況に注意を払いながら、カーテンを引く等で生活実態を外部から分からせないような工夫をする必要があります。また、家の出入りの際には周囲に不審者がいないかどうかなど、日頃から警戒することが犯罪予防につながります。

(2)外出時の注意事項

○大金等を所持しない
 当国の強盗・窃盗犯人の特徴の1つは、被害者の持ち物などを徹底的に検査するということです。例えば、上着、ズボンのポケットは言うに及ばすパンツ、靴下の中に至るまでも執拗に探しますので、体のどこかに隠し通すということは不可能と思った方が賢明です。抵抗さえしなければ生命に対する危険は低いと思われますので、最初から大金を所持しないことです。

○所持品は身から離さない
 人混み等では、思わぬ油断からひったくり、置引き等の被害に遭うことがありますのでバック等の所持品は身から離さず持ち歩くことが重要です。

○服装 
  コンゴ人は身なりにとても気を使いますので無精ひげを生やしたり、ヨレヨレの色あせたシャツを着てサンダル履きといった格好は反感を買い、襲撃の対象となるおそれがあります。

○単独外出は控える
 一般犯罪の被害者を見てみますと、圧倒的多数はひとりでいるときに被害に遭っています。犯罪者から見ても、狙いやすいのは複数でいる人間よりも単独でいる場合ですので、できる限り単独での外出は避けましょう。ただし、集団で路上を徒歩で異動すると、集会防止のためとして、警察から不当に拘束されるケースもありますので、基本的に徒歩での外出はお控えください。

○目的地までの車両利用
 昼夜に限らずできる限り車両を利用して下さい。

○道路の選択
 車両利用の場合でも、ある程度人通りがあり、なおかつ道幅が広いところを通るようにして下さい。緊急時に大声で周囲に助けを求めることが出来るものと考えられます。予め幾つかのルートを選択しておくのも良いかと思います。

○危険と思われる地域には近づかない
 興味本位の好奇心で近づかないようにすることが重要です。自ら進んで犯罪の被害に遭遇するようなことは止めて下さい。

○夜間における行動等
 夜間においては、特に注意が必要となります。当国では、街路灯等が整備されておりませんので、非常に暗い場所が数多くあります。夜陰に紛れて何処に犯人が潜んでいるのか、判別し難いのが現実です。また、帰宅途中に尾行されているケースもありますので、夜間における行動は注意の上にも注意が必要です。

 

4.テロ・誘拐対策
  当国においては、いわゆるテロ組織は存在しないと言われていますが、当国の人間が被害となった誘拐事件は散発しており、注意を要します。
  邦人の方が、万が一テロ・誘拐被害に遭った場合は直ぐに日本大使館にご連絡下さい。事件処理の第一義的責任は、コンゴ(民)当局にありますが、当大使館といたしましては、被害者の方を一刻も早く安全に救出するために、当国政府、関係当局に対し最大限の努力を要請します。

 

5.交通事情
 当国における交通事情は、とにかく公共の移動手段が乏しいと言う点に尽きます。鉄道はほとんど機能しておりませんし、公共輸送機関であるバスにあっても台数が少ない状況です。当国人用にフラフラ、マルマルと言ったトラックの荷台に乗せられるだけ乗せて走るものはありますが、日本人が利用出来る代物ではありません。現在のところ、輸送機関の柱となっているのはミニバスと呼ばれるワンボックス型のタクシーですが、当国のタクシーは相乗りが基本なので、車内には乗れるだけ人を乗せ、さらに外は客が車体に掴まって走ります。また、外国人には法外な金額を請求すると言われています(外国人は基本的に利用しません)。
 交通量は多く、交通に関する法律は存在しますが、実質的には機能していない状況です。法規を守らない者、交通マナーの悪い者が多いのが現状です。飲酒運転、信号無視、無灯火運転、整備不良、過積載車等の違反が町中に溢れています。道路状態も1部を除けば穴だらけで補修されていないのが現状です。勿論、道路標識があったり、明確に車線が区別されているわけではありませんので、周りの交通の流れ等を判断して運転しなければなりません。ですから運転をされる方は、慣れるまでは当初十分な注意が必要です。   


当国はジュネーブ条約締約国ですので、国際免許証で運転することができますが、運転免許を取得する際は、運輸・交通省内にある運転免許センターで受験料35ドルを支払い、メディカルチェック、理論・実技の試験を受けた後に発給されます。発給にかかる手数料は以下のとおりです。(カテゴリーは国際免許制度に準拠)
(1)カテゴリーA・B:50ドル
(2)カテゴリーC:65ドル
(3)カテゴリーD・E:80ドル
(4)国際免許証:140ドル

 

6.事故防止対策
  当国においては、右側通行であるという点を除けば基本的に交通ルールが存在しないと思って下さい。事故さえ起こさなければ何でもありというのが現状です。万が一、人身事故を起こした場合は、周囲の者からのリンチを避けるため一旦その場を去って最寄りの警察に通報することをお勧めします。また、老朽化した車両が多く走行していることから、走行中にタイヤが外れるもの、ドアが突然開くもの、突然止まるもの等があるので、車間距離を十分取る、併走しない等に心掛けて下さい。特に、夜間においては無灯火、片側灯火の車両があることから十分な注意が必要です。車両の保険もありますが、事故の際に支払いを求めることは無意味に近い状態です。

 

7.緊急連絡先  

大使館代表電話:

+243 (0)81 555 4731
+243 (0)81 555 4732
+243 (0)81 555 4733
+243 (0)81 555 4734

領事班:

+243 (0)81 880 5059
警察(緊急)112
警察(交通)(0)99 823 5628
消防 (0)81 970 5050(キンシャサ)
病院・救急車  0898950305(キンシャサ)